欧州の大手エレベーター会社 ボーダフォンのM2M採用によりメンテナンス業務を革新

ボーダフォンは、エレベーターおよびエスカレーター業界のグローバルリーダーであるKONE社が、弊社の革新的なM2Mリモート監視技術を採用したと発表しました。KONE社は、本技術を導入することにより、エレベーターのメンテナンス業務のスケジューリングを可能にする新しい診断サービスを開発しました。KONE社は、この新サービスを活用し、稼働停止時間の最小限化することで、世界中で管理する数千ものエレベーターをスムーズに運用することが可能になります。
 
世界各国で事業を展開しているKONE社は、これまで国毎に異なる複数の通信会社と契約を結んできましたが、それらをグローバル通信プロバイダー1社に一元化することに成功しました。法令上では、非常用電話を設置していないエレベーターは使用できないと規定されています。しかしながら、KONE社では、固定回線をエレベーターに導入した場合、特に新しいビルではエレベーター自体の設置に遅延が発生することを認識しています。このような問題を回避するため、当社は、ボーダフォンのモバイル通信テクノロジーの採用を決定しました。
 
ボーダフォンのM2M SIM カードが内蔵されたKONE社のエレベーターは、ボーダフォンのネットワークを介して、運用に関するデータをワイヤレスで送受信することができます。送受信されるデータには、稼動回数に関するデータや、主要部品を監視するマイクロプロセッサからのリポートなどの毎日のアップデートログなどが含まれます。KONE社は、最新のデータと過去ログをベースに、稼働率や運用状況の傾向を監視することが可能になるため、起こりうる問題を事前に予測することができます。これにより、同社は、さらに効率的にメンテナンススケジュールを立てることができ、サービスの品質改善を実現できます。
 
KONE社、メンテナンスサービス事業担当シニアバイスプレジデント、トーマス・ハイエット氏(Thomas Hietto)は次のように述べています。
「私たちは、お客様にとって最高のメンテナンスパートナーでありたい、そして可能な限り最高の品質を提供したい、と考えています。今回導入したボーダフォンのソリューションは、その目標達成を支援するものです。データ分析能力を有することは、当社がさらに先を見越したアプローチをメンテナンスに導入できることを意味しています。さらに、このアプローチはM2Mのコミュニケーションを基本としているため、運用全体の効率化の改善を期待できます。」
 
ボーダフォンのM2Mディレクター、エリック・ブレンナイス(Eric Brenneis)は次のように述べています。
「KONE社は、当社のグローバルプラットフォームを採用することで、国によって異なる複数のプロバイダーと契約することなく、複数国で運用および適用可能な単一のテクノロジーを開発・展開することができます。我々は、KONE社がより優れた運用効率の実現と、シームレスなカスタマーエクスペリエンスの提供を実現できるよう支援していきます。」

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  • ボーダフォンは世界最大規模のモバイル通信会社です。携帯電話の加入者数(直接、また関連会社を通じての加入を含む)は約4億110万人(2013年9月30日時点)に上り、現在、5大陸30カ国に子会社を持ち、全世界に50以上のパートナーネットワークを擁しています。ボーダフォンの詳細については以下ウェブサイトをご参照ください。ボーダフォンM2Mは、個別に稼動していた機器やデバイスをネットワークに接続させ、新たな機能やより高度なサービスを人の手を介さず提供することができるように変革させることができる技術です。20年を超える経験と250名の専任スタッフによってサポートされるボーダフォンのグローバルM2Mプラットフォームは、グローバル企業のために、地域間にまたがる展開でも集中管理を可能にするだけではなく、高度な制御機能をお求めやすい価格で提供されています。詳細については以下ウェブサイトをご参照ください。https://m2m.vodafone.com/home/japan/

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